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  • Hello world! Hello life insurance!

    Hello world! Hello life insurance!

    怖いもの知らずなのは今も継続しているかもしれないが、「不安」は増大しているように思う。
    仕事で経験する「不安」が、人生への不安を予期させる。

    しかし私は、この不安を予期する前に一度長期の入院を経験した。

    膝の怪我である。

    前十字靱帯と半月板の断裂で緊急入院、そして手術、そしてリハビリで48日間の入院となった。

    この頃、私は派遣社員で働いており、社会保険や労働法などよく分かっていなかった(今も分からないことがある)。結論から言うと、この入院で派遣先企業からは辞職(当然)、派遣元企業からの手当等は特になく、そのままフェードアウトということになった。

    しかし、私は気楽だった。怪我は大変だったし、術後の夜は痛かったし(泣)、リハビリも長くかかった。しかし、命に別状があるわけでもなく、リハビリが長いと言ってもいずれは機能的に回復するし、何より、入っていた医療保険のおかげで入院費・生活費の心配がなかったのだ。入院日額1万円、手術給付金10万円の医療保険だったので、いつ退院になるか当初は分からなかったが、それでもまあ家族や友人はお見舞いに来るし、友人たちが漫画や雑誌やスイーツを持ってくるので生活が充実していた。

    何より、入院中は暇である。何度でも言うが暇なのである。

    私の場合は朝9時30分にリハビリスタートである。土日は休みだったと記憶している。このリハビリが終わると暇である。特にすることはない。もともとテレビはあまり見ない。食事の時にニュースを見ながらごはんを食べる、という程度である。

    仕事は派遣だったので、特に派遣先への思い入れは薄い。一番お世話になった方へ怪我と入院の連絡をし、ご挨拶もせずに契約終了の形になってしまったことを詫びた。

    さて、ここで最大の気がかりは一つ。
    怪我の前に、地元のスクールで簿記3級講座を友人と一緒に受講していたのだ。確か、ここで簿記3級の受験を申し込んでいたはずであった。友人を通じて、簿記の先生へ連絡をしておいてもらったが、受験申し込みは完了していた。

    そう、簿記は受けねばならぬ。

    入院中、この有り余る暇を駆使して簿記3級のテキストの復習に勤しんだ。毎日のリハビリが終わると簿記の勉強、そういうスケジュールを立てた。勉強は順調である。何せ暇なのである。そして自室でなかったことも大きい。自室で暇を持て余せば、パソコンで2CH三昧だったはずである(スマホがまだ普及していなかった時代である)。午後は友人たちが提供してくれた雑誌や漫画を読みあさった。

    簿記試験当日。
    確かこの日は退院見込みの4~5日前くらいだったと思う。簿記3級の試験を受けに病院から外出許可を貰って出かけた。当然だが、病院側へ「簿記を受けに行く」とは言っていない。
    多分外出許可は4時間くらいだった。
    松葉杖での外出であった。
    試験会場で一緒に簿記講座を受講していた友人と、講座の先生と会った。先生が爆笑の後、激励をしてくださった。簿記3級は合格した。

    退院に当たって、主治医に保険会社へ提出する書類を書いてもらった。いくらだったかな。まあまあの金額がかかったような気がする。主治医は筆圧が弱く、へろへろの字で書類が書かれてあった。
    数日後、無事にお金は私の銀行口座へ着金した。計算通り合計58万円であった。

    私にとってこの入院は人生初の出来事であったが、若かりし頃に入った生命保険のおかげで、大変ではあったけれどのびのびと謳歌できた入院ライフであった。
    この入院で私は

    ・保険金で入院費用を支払い、お世話になった人たちへお礼をし、生活費を精算した
    ・簿記3級に合格した
    ・禁煙に成功した

    という、思い出を作ることができたのだった。
    それはひとえに、「お金の心配なく、時間だけがあり、身体を治すことに専念でき、暇つぶしグッズが整っていた」ためである。
    そう、お金の心配がなかった。これが大きい。
    お金の心配があったら、他の偉業(簿記合格、禁煙)は達成できていない。

    ・・・ここから私の生命保険との旅が始まる。
    借金、貯金、投資、そして不安。人生への不安。不確定の未来への不安。怖いもの知らずでも臆病。傍若無人でも不安。
    これを攻略できていれば、人生の土台が固まる。あとは命を賭けられる「何か」を見つけ、これと心中できれば本望。
    これが私の唯一かつ最良の解である。